よくある質問
Q
計量法ではSI単位の利用が義務付けられていますが、海外向け製品にkgf/cm2表示の製品は製作できますか?
A
計量法は国内法の為、輸出品に対しては法定計量単位の使用義務は免除されています。従って輸出品に限り非法定計量単位であるkgf/cm2表示の製品は製作できます。
Q
輸出規制について戦略物資非該当証明書は発行できますか?
A
輸出規制対象外製品について、輸出貿易管理令別表第一に基づく規制対象外の証明書を発行することが出来ます。
Q
製品の点検はどの程度の期間で行えば良いですか?
A
圧力計は圧力を弾性エレメントで受ける構造上、使用時間・条件・環境により遅速はありますが製品特性の変化は止むを得ません。
その為、当社では1年毎の定期点検を推奨しております。当社に於きましても1年点検を受け付けておりますので、お問い合わせ下さい。
(法令によって検査期間が義務づけられている場合や、特殊用途や過酷な条件で使用される場合は、別に点検期間を定めて下さい。)
Q
圧力計の校正について他社製品でも対応してもらえますか?
A
メーカー問わず対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q
圧力計の最大目盛を選ぶポイントはありますか?
A
当社の製品はJIS(日本工業規格)B7505-1 ブルドン管圧力計の規格に準拠しております。常用圧力はJISでは次のように表記されています。
- 定圧力に対しては、最大圧力の3/4(最大圧力が100MPa以上では2/3)。
- 変動圧力に対しては、最大圧力の2/3(最大圧力が100MPa以上では1/2)。
- 真空圧力に対しては、最大圧力。また、JISには環境温度についても明記されていますので注意して下さい。
- 一般用→環境温度が-5~45℃の場所に装備して使用する場合。
- 蒸気用→環境温度が10~50℃の場所に装備して使用する場合。
- 耐熱用→環境温度が最高80℃になる場所に取り付けて使用する場合。
Q
ブルドン管圧力計の大きさ、精度等及び用途の関係を教えてほしい。
A
下表を参照下さい。(特殊圧力計に関してはお問い合わせ下さい。)
Q
ブルドン管圧力計の標準的なレンジは何ですか?
A
下表を参照下さい。(特殊圧力計に関してはお問い合わせ下さい。)
連成形については、
①上記の4MPa以下の圧力部及び真空部を組み合わせもの。ただし、真空部が圧力部の1目盛量以下は製作しない。
②JIS品については、上記の4MPa以下の圧力部及び標準の真空部を組み合わせたもの。
[例]6MPaX-0.1MPaは製作不可
Q
圧力計を横に向けて取り付けても良いですか?
A
圧力計は目盛板が垂直の姿勢で予め調整されており、それ以外の姿勢ではブルドン管等の構成部品への重力の影響方向が変わり誤差になってしまいます。特に、測定レンジの小さい圧力計ほど重力に影響されやすい為、誤差が大きくなります。当社ではお客様の取付方向に合わせて調整させて頂きますので御発注時にお申し付け下さい。
Q
圧力計は環境温度の変化で誤差が生じるのですか?
A
ブルドン管圧力計は一般的に銅合金やステンレスで作られており、内部部品が温度により膨張、収縮する為、誤差が生じます。
その為、より正確な測定を行う為には環境温度による影響を少なくする事が大切です。
Q
使用している隔膜式圧力計に水銀が使用されているか確認できますか?
A
指示計がある水銀封入製品は目盛板に「Hg」表記を行っています。
指示計が無い水銀封入製品(主に発信器)は平成28年(2016年)3月1日から「注意」のシールを本体(指示部)に貼り付けています。